韓国で特許審査請求料の返還拡大が施行

2021年7月30日付で「韓国特許法等の一部改正」としてアップしました改正韓国特許法等が、昨日の2021年11月18日より施行されておりますので、改めてお知らせ申し上げます。

（１）今回の施行法で特にご念頭にお入れ頂きたいのは、特許審査請求料の返還範囲が拡大したことです。

　具体的には、次のとおりです。

▶　審査官より拒絶理由が通知される前であれば、出願を取下げ又は放棄することにより、先行技術調査機関からの調査結果が審査官に届いているかどうかに関係なく、いずれの場合でも審査請求料が全額返還されます。

▶　更に、審査官より拒絶理由が通知された後であっても、意見提出期間内に出願を取下げ又は放棄することにより、審査請求料の1/3が返還されます。

（２）他に、審判の効率性を向上させるための取り組みとして、審判-調停連携制度や適時提出主義に関する改正事項も昨日より施行されております。