特許明細書の書き方 改訂 10 版

より強い特許権の取得と活用のために

特許明細書の書き方 改訂 10 版
弁理士 伊東忠重 監修
弁理士法人ITOH 編
発行:一般社団法人発明推進協会
令和6年(2024)年9月24日発行
ISBN:978-4-8271-1408-9
定価:本体4,500円(税別)

 2020年頃に始まった新型コロナウィルスのパンデミックもようやく終焉を迎えました。コロナ禍においても、様々な技術が発達しました。例えば、人工知能(AI:Artificial Intelligence)です。AIの発展により、人間がコンピュータに対し予め分析・注目すべき要素を全て与えなくても、コンピュータ自らが学習し、一定の判断を行うことが可能となります。本改訂版においては、AIを用いて新たな材料の発見・開発に寄与するマテリアルズ・インフォマティクス(MI:Materials Informatics)技術の明細書・請求項はいかにして記載したらよいのか、を記載しました。
 また、本改訂版にあっては、生物関連発明を得意とする新進気鋭の弁理士が著者として参画し、生物関連発明の明細書の記載につき充実させました。
 更に、単に特許権をとるだけで満足せず、いかにして権利行使し得る特許を獲得すべきか、という観点から、侵害立証容易な請求項をいかにして記載したらよいのか、を記載しました。
 加えて、知財経験が浅い方がなるべく早くに立ち上がれるよう、発明者様との面談での留意事項についての記載を充実させました。
 また、判決例の紹介についても見直しを行い更に充実を図りました。
 本改訂版は(旧)伊東国際特許事務所が(新)弁理士法人ITOHに変わって最初の改訂版であり、十訂という記念となる版です。本書が特許の道を歩まれる或いはこれから歩まれようとする皆様の、更には発明者の方にも少しでもお役に立てれば、幸甚です。


目 次
第1章 序 論
第2章 特許明細書作成の前段階
第3章 特許明細書作成
第4章 通常特許出願以外の出願
第5章 明細書等の記載に関する判決例
第6章 権利行使に関する判決例

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